書は言を尽くさず、

本読んだりしています

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

西尾維新 『ネコソギラジカル』

無駄に大風呂敷を広げた揚げ句、畳む術を失ってだらだらとシリーズ続編を積み重ねたり、シリーズの存在そのものを黒歴史に封印したりする作家が非常に多い中、人気シリーズを真っ向から完結させようとした西尾維新の潔さに敬意を表する。

歌野晶午 『そして名探偵は生まれた』

『葉桜』効果でハードカバーにしたのなら遅きに失する。

井上雄彦 『リアル』(5)

井上雄彦は現実に程近い「リアル」を映し出そうとしているのか、それとも我々が想像し得る「リアル」っぽいことを描こうとしているのか。 まぁ、漫画っていうメディアの特徴を考えれば答えは明らかっすよね。何を今更な。

島田荘司 『摩天楼の怪人』

半ネタバレになるためコピペは避けるが、現行島荘スレの301*1に爆笑および納得。 *1:http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1129266641/301

久しぶりにめちゃイケ見たらかなり面白かった件について

TV

乳首がずれてるポリスマンもまた懐かしい

綿矢りさ 『インストール』

自分が間違っていたなんて絶対認めたくない。そのためには自分のスタイルに根拠のない自信を持ち続けなければ生きていけない。たとえその滑稽さに内心気づいていたとしても。

蘇部健一 『六とん2』

島田荘司 小島正樹 『天に還る舟』

今週の『蒼天航路』

表紙&センターカラー&増ページで最終回。ああ、あっけないものだ。惜しい。惜しすぎる。三国志どころか晋の時代まで書き続けて欲しかった。この人の描く姜維、費禕、訒艾、孫皓とか面白そうなんだが。

飛鳥部勝則さんの小説「漫画と類似」 絶版・回収に*2

いざ取り沙汰されるとやはり悲しくなってきます。

『東京タワー』

あれ、本当に江國香織が原作? と思わせるようなすっきりとした結末。どうやら原作と結構違うみたいですね。映画化に伴うアレンジだろうけど、多分正解。消化不良のもやもや感と放り投げ具合が売り*1の作家なので、そのまま映像化しても多分ドラマ性に欠ける…

麻耶雄嵩講演会

ワセダミステリクラブ主催による毎年恒例の講演会。 てなわけで早稲田祭の真っ只中に入り込んだわけですが、純粋にお祭気分を体感できない自分がいましたよ。去年はそれなりに出店を見たり何か買って食べたりしたんだけど。今年は売り子の女の子二人組に大隈…

阿部和重 『阿部和重対談集』

小説家、評論家、映画人、俳優などとの対談集。 対談を読んでいて思ったが、この人は映画本当に撮る気あるのかな。とりあえず文学界で(ていうか主に高橋源一郎や蓮實重彦に)ちやほやされている現状の中から見い出せるもので満足しているんじゃないかなぁ。…

小林泰三 『目を擦る女』