書は言を尽くさず、

本読んだりしています

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

森博嗣 『カクレカラクリ』

空に浮かんでいる星と同じで、見ている者には綺麗だけれど、近くで見れば、必ず重さのある物体なのだ。人がそれぞれに抱えているものの重さなんて、本人以外には理解できない。いくら言葉にして伝えても、軽くなることはない。 コカコーラ生誕120周年記念コ…

『ナイスの森』

なんだか「シュール」の一言で片付けてしまうのは失礼にあたるような、妙な作り込みの深さと意味不明さと適当さを併せ持つ作品。大笑いはしない。苦笑いばかり。正直たるい箇所も多々あり。 ただ、池脇千鶴と吹石一恵に肩入れしている人は充分に見る価値あり…

道尾秀介 『シャドウ』

「このミス」にて3位に入賞。 伏線の張り方とミスリーディングが実に巧み。リーダビリティも高い。サスペンス風味のミステリーのお手本のような作品。 今後も、安心して読めるような作品を上梓してくれるのかなと思う。

小林泰三 『海を見る人』

時がたてば、人は変わる。 変わらないものを求めてもそれは空しいことばかり。 変わらないものには永久に手が届かない。

『鉄コン筋クリート』

原作・松本大洋。主題歌・アジカン。 絵も筋も個性的。何というか迂遠な、この消化不良感は人を選びます。 体調万全な時に、も一度見たい。こうしたメッセージ性の出し方をする作品はしんどい。

島田荘司 『溺れる人魚』

4編収録の短編集。 前半3編について、街並の風景・名車の特長等の描写はやはり素晴らしい。決してガイドブックや解説書レベルにはとどまらない著者特有の力強さが感じられる。 ただしそれらは題材としてはサブであり、メインとなるのは島田荘司が提唱する「2…

二ノ宮知子 『のだめカンタービレ』

とりあえずドラマ化された9巻まで通読。 なんというか、ドラマの凄さが判った。原作を忠実に再現するだけでなく、登場人物を絞って掘り下げてみたり流れを組み替えたりと、絶妙なアレンジを行っている。 そして何よりやっぱり原作では不足気味な演奏の迫力・…

「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に笑ってはいけない警察24時!!」

TV

おばちゃん2号おらんかったなぁ。 特に笑ったのは西川史子んとこと板尾の嫁、ショウヘイヘーイらへんか。 ていうか年またいでるのにマジでカウントダウン皆無なのが凄いね。日テレよくやった。