書は言を尽くさず、

本読んだりしています

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

古川日出男 『13』

一言で表せば、片目のみに色覚障害を持ち生まれた男の物語。 著者の特徴といえば、勿論豊穣な文章力だが、他に物語に息を吹き込む力の強さが挙げられるように思う。 本書の構成は第一部・第二部と分かれている。第一部は舞台を日本またはザイールとし、主人…

森博嗣 『工学部・水柿助教授の解脱』

理屈というのは、ちょっと良い気持ちを少し展開して増幅するか、または、ちょっと嫌な気持ちを少し包み込んで減退するか、そんな機能の装置なのだ。 水柿シリーズ第三作。

定金伸治 乙一 松原真琴 『とるこ日記』

作家3人によるトルコ旅行記。

森博嗣 『もえない』

ずっと生きていると思うから、あまり深く関わりたくない、と心配をしてしまう。だから、冷たくあしらっていたかもしれない。その場かぎりで、二度と会わないという相手ならば、少しくらい親しい真似もできる。簡単なことだ。

西尾維新 『零崎軋識の人間ノック』『零崎曲識の人間人間』

戯言シリーズの番外編とでも言うべき、殺し屋一家「零崎一族」にスポットを当てる零崎シリーズ第二弾および第三弾。

浦賀和宏 『地球人類最後の事件』

松浦純菜シリーズ第8作。

歌野晶午 『舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵』

6編収録の連作短編集。