書は言を尽くさず、

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西尾維新 『新本格魔法少女りすか4』

新本格魔法少女りすか(4) (講談社ノベルス)
新本格シリーズの最終巻。
実に13年ぶりの単行本、初回の雑誌掲載の2003年から17年越しの完結。最終巻の展開にもその17年を意識させるようなものがあり、当初から予定していたものではないだろうが、なかなかに面白い。17年を経なければ書けない内容とも言え、随分と長引いたもののそれなりの意味と価値が付与されていると思う。
ほぼリアルタイムで追っていたためキャラクターもストーリーもうろ覚え。本書読了後に1〜3巻をざっと再読。常套手段ではあるが、最終話で物語序盤との対応要素もあり面白い。
インタビュー*1では、世界シリーズも完結させる意思はありそう。期待したい。