書は言を尽くさず、

本読んだりしています

2007-01-01から1年間の記事一覧

「100s LIVE TOUR 2007百来来!!!!!!」最終特別公演「今一度音志を洗濯したく候」

行ってきましたよ両国国技館。2階でやや遠かったが、正面席だったしアリーナの豆粒さに比べれば。 セットリストで意外だったのは「セブンスター」「永遠なるもの」。これら2曲と「あの荒野に花束を」を聴けてよかった。感服。

恒川光太郎 『雷の季節の終わりに』

地図にない土地「穏」。そこと現実世界の境界にあたる墓町。 複数の視点を織り交ぜ、時折現実世界をも描き、それぞれの世界のコントラストを打ち出す。ホラー作家として重要な「雰囲気作りの巧さ」は、2作目にして既に堂に入っている。感服した。 終わり際の…

北山猛邦 『少年検閲官』

書物が失われた世界で起こる連続殺人。ファンタジー風の設定は著者の得意分野である。 作品世界での非常識・不条理を、現実世界での常識・条理で解決する様が興味深い。この手法、読者に対してはフェアなのだろう。そして、「現実世界での条理」による物理ト…

『ピアノの森』

ピアノがテーマで、「強烈な個性」タイプの主人公。筋としては王道で、2時間弱の尺でうまくまとめて、さらに続きを期待させるようなつくり。原作は未読だけど、恐らく映画では舌足らずになってしまっている部分がうまく描かれているのだろう。近いうちに読も…

青山景 『SWWEEET』

思春期的な不安定さと自省が乱発する、ドス黒く暴力染みて生々しい筋書き。読後感はまぎれもなく青春漫画である。 漫画版『ピコーン!』と同じく、ヒロインについては相当気合を入れてエロカワイく描かれている。 久しぶりに注目な漫画家があらわれました。

井上雄彦 『バガボンド』26

画力に惚れる巻か。 それにしても「与一」は誤植だったのか・・・

蘇部健一 『六とん3』

バカミスシリーズ第三弾。表紙、血迷ったか。

『ダメジン』

寂れた町で暮らす無職の男三人組がいろいろあってインドへの永住を企画することになる話。 『時効警察』や『亀は意外と速く泳ぐ』などで見られる、脱力系で意味不明な三木聡テイストの雰囲気を取り出して濃縮したような一作。シュールさが度を過ぎており、終…

綿矢りさ 『夢を与える』

芥川賞受賞後第一作長編。

大亜門 『太臓もて王サーガ』7

フゥ〜〜〜〜〜フゥ〜〜〜〜〜…クワッ ネウロアニメ化て!

うすた京介 『ピューと吹く!ジャガー』13

オボグロップスホニホニマス… 実写映画化て!

『虹の女神 Rainbow Song』

原作:桜井亜美。 まるまる上野樹里のためにあるような作品。市原隼人との甘酸っぱくまどろっこしい恋や、就職後のキャリアアップに対する思い、作中作品の位置付けにある自主制作映画での演技などなど、どこにでもいる「悩める若者」を十分に演じきっている…

100s 『ALL!!!!!!』

わがままに、わがままに、 わがまま懲りず、いろんなフレーズに会いたい。 さよなら、バイバイ。You,Here. 「でぇーーーーーーーーーーーーー」から始まるこの一枚。1stアルバム『OZ』がコンセプトアルバムとして構成に凝りに凝ったつくりをしているのに比べ…

深水黎一郎 『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』

第36回メフィスト賞受賞作。メフィスト賞読んだの関田涙以来だ……。

森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』

第20回山本周五郎賞受賞作。これは傑作。

100s 「100s LIVE TOUR 2007 百来来!!!!!!」*1

横浜BLITZは初めて。こじんまりとしてますな。 セットリストは、最新アルバム『ALL!!!!!!』の全曲とところどころ『OZ』。アンコールでメンバーのソロ活動の曲と、最後に「キャノンボール」。印象深いのは、「あの荒野に花束を」とやっぱ「キャノンボール」あ…

遠藤徹 『くくしがるば』

中編1作と短編1作を収録した作品集。

小林泰三 『忌憶』

祥伝社文庫として刊行された『奇憶』に書き下ろし2編を加えた、ホラー連作短編集。

友桐夏 『春待ちの姫君たち』

リリカル・ミステリー第二弾。

『帰ってきた時効警察』 #9

TV

もうやりたい放題。懐かしいキャラや松尾スズキも登場で半端ないテンション。あと今シリーズは蜂須賀さんや諸沢さんとかのサブキャラが優遇されてますね。 そして婚姻届は未結末でした。 残念。でもいつでも続作できる態勢ですな。

吉田修一 『長崎乱楽坂』

解説にもあるとおり、本作の魅力と言えば、既往の日本にあったヤクザ絡みの一家の様子に尽きる。青春期の濃厚な体験によって押し潰された、肌寒いほどリアルな男の生き様。 著者は、田舎で暮らす男を描くのが非常に巧いと思う。

『帰ってきた時効警察』 #8

TV

監督オダジョーやったんかい! 訳の判らなさや間、というかテンポがいつもと変わってて面白かった。もーほんとつまらない。 来週最終回か・・・

第二十回三島由紀夫賞

http://www.shinchosha.co.jp/mishimasho/ 獲った。佐藤君が。 候補まで挙がっていたのは知っていたが受賞は知らんかった。おめでとう。 http://www.asahi.com/culture/update/0515/TKY200705150358.html さらに山本周五郎賞は森見先生か。

週刊少年ジャンプ 24号

ジャンプの感想書くの初めてかな? とりあえず太臓の終了が残念です。 最終回は無理矢理色々詰め込んで吹き出しの占める範囲が多すぎた。打ち切り漫画の悲哀ってやつか。だけどいいシメだった。 是非とも焼肉の王子様をパロッて欲しかった。残念。 しかし、…

『帰ってきた時効警察』 #5

TV

机ごと動く遺留品はシリーズおなじみ。 それにしても今回のゲストは鶴田真由で適任でした。

『青い車』

幼少期の事故の爪痕に苦しむ若者の物語。 雰囲気は全般的に重苦しい。爽快感はなく淡々とした流れの中で物語は展開する。原作コミックのタイトルはスピッツの楽曲から取っている模様だが、当該楽曲から感じられるそれっぽさは、この映画には微塵もないような…

森見登美彦 『きつねのはなし』

4編収録の短編集。

『帰ってきた時効警察』 #4

TV

多めの店が早めの店になって帰ってきました。あと「またぞろけむたりぃ」も密かに。 三日月の子役がある意味似てて笑った。下手するとともさかの子役より似てるぞこれ。 今回良かった。端役の活かし方や子ネタの多さが好み。

浦賀和宏 『とらわれびと』

安藤シリーズ第4作。

うすた京介 『ピューと吹く!ジャガー』 12

阿部さんと「へへ・・・いつもすいやせん」の彼が良かった。