2007-01-01から1年間の記事一覧
70人斬り終わったら、残りの未消化事項は小次郎だけ? 兵庫助はあれっきりなのかな。
絶山さんのかませ犬っぷりはいつ見ても悲しくなります。 おまけ漫画は特定のキャラが掘り下げられることもなく、なにが何だか。 杉田先生の次回作にご期待ください、以上。
「たとえ誰かを差別した所で、それでも作者の信念に於いて書かなければならないのが、小説というものだ。表現者とはそういうものだ。芸術家は神をも超える権利を有している。そうでないと芸術など成り立たない」 安藤シリーズ第3作。
杉本姐さんがあれだったのか、盛り上がりがいまいちな印象。たぶん監督・脚本が1・2回の三木聡でなく園子温なためかな。前作ではアヤメ旅子の回の監督・脚本だったようで、似ているような気はするなと感じた。プクーとシュッとか。 とりあえず予告見る限り…
「スパイ募集」の張り紙は『亀は意外と速く泳ぐ』、市川実和子は『イン・ザ・プール』繋がりか。市川さんは非常によござんした。
オチなんかどうでもいい。バレバレでもいい。俺の身の上話を聞いてくれと言わんばかりの、脇道のような本筋が何よりも読みどころ。往年の力は失くしているかもしれないが、まだまだ現役。島田荘司ここにあり。
いやー帰ってきた。 とりあえず三日月君がやんちゃしすぎてて違和感があったが面白かった。 温水。スイカの種で作った森鷗外。
シリーズ弟6作。
2編収録の中編集。
70人ぐらいは来ていただろうか、著者2冊目となるハードカバー作品刊行を記念としたサイン会。 というかどちらかと言うと結婚記念的な意味合いになっていたような*1。島本理生の作品も読んでみようかな。 お目にかかったのは第1回文学フリマでの『タンデムロ…
講談社ミステリーランド。 「このミス2007」では五位入賞。
常に前進していたいと彼女は言った。その前進とは、何を基準にしているのか。どこから観測したとき、前進していると見なせるのか。逆に、どんな位置に立てば、人は停止していることになるのだろうか。
直木賞候補となり、伊坂幸太郎を一躍流行作家的なものへ押し上げた一作。 文章や会話のセンスにはやはり特異なものが見受けられ、一文一文に個性を吹き込んでいるように感じられる。今となれば嫌いではない。 ただし、展開面では若干の冗長さが見られ、中盤…
カバージャケットやポスターから想像されるゆるーい雰囲気は序盤の一部のみ。ゆるーいというよりはたるーい感じで流れていくところ、いつの間にかバトル展開へ突入する意図の判らないテコ入れ具合。真面目に筋を追おうとすると辛い。 映像面では不必要なCGの…
終盤に至りかなり意外な展開を見せるが、その意外性がなんとも阿部和重らしい設定・真相からきているため、突拍子がないながらもいつもの阿部作品と同じ読後感を覚える。 信と疑の狭間に揺れる物語。
北大路欣也演じる大介が抜群の存在感を見せたドラマだった。まぁ原作では主人公だから当然か。 対して息子たちの木村拓哉、山本耕史も熱演。女性陣では特に長谷川京子に注目していた。 興味深いテーマではあったけど、やはりドラマでは説明不足なところがあ…
新レーベル・IKKI COMPLEX第一弾。
土曜の再放送・日曜の本放送という2話連続で見た。 伊武雅刀の太原雪斎が異様なほど怪僧ぶりを発揮。事績で見るよりも余程妖しい。
ゲージュツ論とヲタクと恋愛と、ってなんて青臭くて痛々しいネタの組み合わせだろう。 という風に面白い素材なんだけど、料理の仕方がどうも肌に合わなかった。具体的には性に対する扱いか。笑わせたいのか引かせたいのか感動させたいのか、はっきりと伝わっ…
『GO』の行定勲監督作品。 海難事故により行方不明となったひとりの女性。当初印象が朧げなその女性だが、葬式にて集合した縁者たちから語られるエピソードによって、徐々にその実像が形作られていくという趣旨。 その女性は麻生久美子が演じているが、流石…
「真剣は切れ味がある分あつかいやすいし素人から玄人まで幅広く使われている武士の基本武器 対して研無刀は見た目なんかは真剣とほとんど変わらねぇがあえて斬れない様に鋭く研がない分 硬度と重量をかなり増加させて斬るより破壊を目的とした玄人好みのあ…
よかったよかった。数字取れてたんだ。
「いつまでも見とれてんじゃねぇ…!」 「済んだ手に…!」 何というかこの一言に尽きる一巻。 早くケリつけてください。
第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。
空に浮かんでいる星と同じで、見ている者には綺麗だけれど、近くで見れば、必ず重さのある物体なのだ。人がそれぞれに抱えているものの重さなんて、本人以外には理解できない。いくら言葉にして伝えても、軽くなることはない。 コカコーラ生誕120周年記念コ…
なんだか「シュール」の一言で片付けてしまうのは失礼にあたるような、妙な作り込みの深さと意味不明さと適当さを併せ持つ作品。大笑いはしない。苦笑いばかり。正直たるい箇所も多々あり。 ただ、池脇千鶴と吹石一恵に肩入れしている人は充分に見る価値あり…
「このミス」にて3位に入賞。 伏線の張り方とミスリーディングが実に巧み。リーダビリティも高い。サスペンス風味のミステリーのお手本のような作品。 今後も、安心して読めるような作品を上梓してくれるのかなと思う。
時がたてば、人は変わる。 変わらないものを求めてもそれは空しいことばかり。 変わらないものには永久に手が届かない。
原作・松本大洋。主題歌・アジカン。 絵も筋も個性的。何というか迂遠な、この消化不良感は人を選びます。 体調万全な時に、も一度見たい。こうしたメッセージ性の出し方をする作品はしんどい。