書は言を尽くさず、

本読んだりしています

『人狼作家』

人狼作家
ミステリ作家による人狼ゲームのリプレイ本。
人狼ゲームは名前を聞いたことがあるくらいの予備知識しかなく、冒頭のルール説明を都度都度見返しながら読み進める。ルール熟知前提のミステリ作家の発言は自分には難解過ぎる。初期装備でいきなり上級者部屋に入ってしまったような感じなのだろう。
プレイヤーはキャラクターを与えられ、どの作家がどのキャラクターを演じているかはゲーム終了まで明かされない。文章はチャットの会話文が残るのみのため、推理も難しい。加えて、読んだことある作家は10人中6人。これも準備不足だったかもしれない。
巻末の人狼同士の相談の公開や、参加者の独白などは面白いが、座談会のようなものもあると尚良かった。