『こち亀』と6作品が小説でコラボ。
初野晴目当てで手にしたため、ハルチカ以外の5作への知識はほぼない(東川篤哉はデビュー作のみ読了、オーフェンはアニメを見ていた程度)が、両津勘吉の描写だけで参加作家たちのこち亀愛が分かり、楽しく読めるものである。
初野晴、東川篤哉あたりは短編ミステリとして良い仕上がり。流石ベテラン。おそ松さんやガルパンやチア男子は、両津がアウェーに乗り込む感じで、コラボ先の特色を活かしている(恐らく)。唯一オーフェンだけは純然たるファンサービスのようで、楽しむためのハードルが高いような。
どの脇役を使うか、いつ頃のこち亀から引っ張るかなどが見所。後者については明記はないものの推測は容易い。
ハルチカでは、戸塚を没にせず出して欲しかった。あと、絵柄はアニメ版よりこっちがいいね。