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西尾維新 『怪盗フラヌールの巡回』

怪盗フラヌールの巡回
西尾維新の新シリーズ。
怪盗フラヌールを父に持つ「ぼく」は、今は亡き父の過去の盗品を元通り返却するため、二代目フラヌールを名乗り「巡回」を開始する。
刑事、探偵、盗品の返却先施設にいる医師たち等、独特なキャラクターたちを描くのは西尾維新の得意分野。とはいえ、本作は若干の物足りなさを感じる面もあり。個性が探偵に偏り過ぎているからだろうか。
終盤の展開や、巻末の予告状等々から、シリーズものとして展開されることが明らか。次作以降も読み続けると少し印象は変わってくるかもしれない。