2011-06-19 森見登美彦 『恋文の技術』 book 珍しい書簡体形式を取っており、森見作品では異色ではあるが違和感はない。もとより独白に近い文体を得意にしているため、手紙での独り語りには良い塩梅でマッチングしている。 舞台の半分は京都で、森見作品お馴染みの固有名詞も登場。荒唐無稽と大言壮語と抱腹絶倒。傑作。