書は言を尽くさず、

本読んだりしています

2005-03-06から1日間の記事一覧

阿部和重 『グランド・フィナーレ』

映像とは、それ自体としてはただの風景と大差なく、映し出される出来事の意味は見るものの記憶に依存する。映画の面白さが人によって異なるのは、こうした事情のせいだ。その事情は、映像のみならず、視覚的刺激全般に当て嵌まるとさえ言えるかもしれない。 …

浦賀和宏 『松浦純菜の静かな世界』

果たして「いま日本で最も戦闘的な作家」(帯より)と言えるだろうか。