書は言を尽くさず、

本読んだりしています

引用

森博嗣 『θは遊んでくれたよ』

理由も動機もすべて、光が当てられたときに現れる影に過ぎない。 引用できる文章があってくれたのがせめてもの救い。

100s 「ハルとフユ」

時の流れの中で、ハルよ、おやすみ。 状況が裂いた部屋と別れ、フユよ、おやすみ。 またね、おやすみ。

舞城王太郎 『煙か土か食い物』

「三郎、おめえは自分のことを小説に書けや。おめえの小説がリアルじゃねえのはおめえが自分のこと書いてねえからや。小説読んでてもおめえがどんな奴なんか判らんからや。おめえは人のことばっかり書いてるであかんのや。自分のこと書け自分のこと。文章の…

小林泰三 『肉食屋敷』

自然はエネルギー最小の状態を好む。実に当然の事だ。

100s 「B.O.K」

愛、無心、銀河、宇宙。 心、銀河、宇宙。 心、銀河、宇宙、まだその上へ、 YES! BAND(S)とは進行形、おいで。 いやいやいやいや聞き取れん。I'm singing out youか何かそんな感じだと思ってたよ。ていうか意味が…。

100s 「Leek Rag's Leek」

妙なモノローグ、挟まずに言え

阿部和重 『グランド・フィナーレ』

映像とは、それ自体としてはただの風景と大差なく、映し出される出来事の意味は見るものの記憶に依存する。映画の面白さが人によって異なるのは、こうした事情のせいだ。その事情は、映像のみならず、視覚的刺激全般に当て嵌まるとさえ言えるかもしれない。 …

森見登美彦 『四畳半神話大系』

おかげで私は「空気の読めない男」というレッテルを貼られた。しかしそれは誤解と言うほかない。空気が読めないのではなく、誰よりも細かく空気を読んだ上で、意図的に何もかもぶち壊していたのである。 傑作だ。惜しむらくは京都に住んでいたらもっと楽しめ…

舞城王太郎 『みんな元気。』

もっともっと根本的に、人間のあらゆる行動は他人の視線を意識したものである、道徳とは結局のところ、他人にどう思われたいか、という問いにおいて良い方を選択するその瞬間にある…。

稲葉浩志 『Peace Of Mind』

どしたら変わる? どしたら笑う? きっと簡単なスイッチだろう でもそれが見つからないまま 人は苦い涙にくれる 「Tamayura」 コピーに一度失敗してまた借りなおした。CDドライブも老朽化しやがったかこのオンボロPC。 サウンド面で耳に残らなければ歌詞を見…

舞城王太郎 『好き好き大好き超愛してる。』

つまり美というものは倫理とは別のところにあるということ、ただし批評は倫理とともにあること

V.E.フランクル 『夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録』

こういった圧倒的な作品を前にしては、途端に寡黙になってしまうものである。新訳版に寄せられたレビューを引っ張ってきて解説の代わりとしてみる。