2006-10-07 森博嗣 『εに誓って』 book Gシリーズ第4作。 バスジャックという著者にしては珍しい題材を扱ってはいるが、言語感覚や動機=幻想論などのお馴染み要素は健在。ただ、犀川・萌絵らやその劣化コピー的な登場人物達から語られる森節は、流石にもう枯れつつあるのかなと思う。それでも、自分自身読了後にどこかしら何かしら満足しているので、今後も読み続けると思う。