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森博嗣 『常識にとらわれない100の講義』

常識にとらわれない100の講義 (だいわ文庫)
講義シリーズ第1作。
見開き2頁分=1テーマとなるように書かれたエッセイを100個集めたもの。
森博嗣節満載である種の仕事術的、実用書的な側面をもつもの。
森博嗣は本書で「たしか、森博嗣だと思うけれど、どの作品だったかで、もの凄く自分に納得のいくことを書いていたんだけれど、それがどんな言葉だったか、どうしても思い出せない」という読者の発言を「良い傾向」と捉えているエピソードあり(それも天邪鬼な皮肉かもしれないが)。その理屈は本書を読んでいただければと思うが、分かるけれど解らない感じ。敢えて、本書で記憶に残った3文を、凡人の自分としては残しておく。

・後ろめたく感じるセンスというのは、非常に正常である。後ろめたく感じなくなったり、そういう後ろめたさを吹き飛ばしたりすれば、「異常」になるだけだ。
・忘れることによって抽象化されるというのは、人の頭脳というシステムの優れた特徴だと思う。
・誰であれ、精神は例外なく崩壊していく。崩壊速度に違いがあるだけだ。