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『もの語る一手』

もの語る一手
8編収録、将棋をテーマとしたアンソロジー。作家は青山美智子、葉真中顕、白井智之、橋本長道貴志祐介、芦沢央、綾崎隼奥泉光
各編の将棋へのアプローチは様々だが、プロ棋士の対局、奨励会真剣師など真正面から将棋を扱うものが本書では多数派。
貴志祐介を目当てに読む。精進落としの生々しい人間模様は流石だが、ミステリ要素がやや弱いというか謎のスケールに見合わない真相という印象。