Gシリーズ第9作。
犀川、萌絵、国枝桃子らS&Mシリーズの名物キャラクタが登場し、Gシリーズの面々と会話劇などを繰り広げる、ファンサービス作品のような側面がある。まぁ、これが正面なのかもしれない、Gシリーズは。
登場人物が過去を振り返り懐かしむ表現や、犀川の変化や萌絵の熟成度合いなどを見るに、この登場人物たちのシリーズも随分と晩期に差し掛かったのでは。Gシリーズは作中の時間経過が激しいため、そうした感触が強くなる。
ここから、「悲劇」と名の付く3作でGシリーズは終了予定とのこと。すべて出版され手元に揃うまで、情報を入れず温めておく。