書は言を尽くさず、

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Mr.Children 『シフクノオト』

シフクノオト
初めは、おとなしいアルバムだと思った。極端に突出した曲が少なく、それらをシングル曲で引き締める形にしている。そういう意味で、おとなしい。
  しかし聞けば聞くほどに味わいが出て来る。9.Any、10.天頂バス、11.タガタメ、12.HERO という終幕までの勢いを見ると、6.Pink〜奇妙な夢、7.血の管、8.空風の帰り道 辺りの沈み込みも作意的なものに思えてくる。すると、1.言わせてみてぇもんだ、2.PADDLE、3.掌、4.くるみ、5.花言葉 の順風さも腑に落ちる。
  初めはピンと来ないように思えたが、何だかんだで良いアルバムじゃないか! という結論。