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法月綸太郎 『法月綸太郎の不覚』

法月綸太郎の不覚
アンソロジー収録作、メフィスト掲載作に書き下ろしを加えた四篇の短編集。
綸太郎が親父さんから事件への関与を求められるという定番パターンを踏襲。加えて、令和のコンプラのリアリティという忘れたって良さそうなものに苦しむのもまた法月綸太郎らしさか。
四編のうち三編は交換殺人のエッセンスがある。交換殺人で事件の関係者を増やすのは、犯人当て推理ものとして回答の選択肢も増やすためだろうか、どれも一筋縄でないごちゃつきがあり、なんとか紐解いていくのも綸太郎シリーズらしさといえる。