3編から成る連作短編集。
ラノベ風のイラストと、マッドサイエンティストのような主人公の極端なキャラクター描写。売れ線に寄せて来た感はあるが、「不条心理」なる言葉で定義する人間の異様な心理描写や、時折思い出したように吹き出すねちっこく独特な文章表現から、著者の根本が変化した訳ではないことが解る。短編集ながら1つの物語としてもまとまり方向性を示し、シリーズ化できそうな要素も残す。次作に期待して待ちたい。
3編から成る連作短編集。
ラノベ風のイラストと、マッドサイエンティストのような主人公の極端なキャラクター描写。売れ線に寄せて来た感はあるが、「不条心理」なる言葉で定義する人間の異様な心理描写や、時折思い出したように吹き出すねちっこく独特な文章表現から、著者の根本が変化した訳ではないことが解る。短編集ながら1つの物語としてもまとまり方向性を示し、シリーズ化できそうな要素も残す。次作に期待して待ちたい。