2011-11-17 西尾維新 『少女不十分』 book 自伝風に終始する物語。リズム感や押韻は控えめに、自意識のみが残された文章。西尾維新にしてはかなりの変化球。はっきり言っていつもの娯楽性はない。 ここまで著者が築き上げたものがあるからこその意表性の作品で、単品としての評価は難しい。 「評価は難しい」と感想したくはないなぁと思いながら読むも、良い意味での裏切りは無く。