2011-09-11 乙一 古屋兎丸 『少年少女漂流記』 book 黒乙一、いや鬱乙一。 孤立し迷走していく中学生・高校生たちを描いた、負の思春期小説。ただ、急激な収束と大団円によって、読後には不思議な開放感を残す。 ただ、乙一作品のイメージとしては、角川スニーカー文庫での羽住都や漫画版『GOTH』の大岩ケンヂが強かったので、正直言うとこの絵柄には面喰らう。