書は言を尽くさず、

本読んだりしています

吉田修一 『あの空の下で』

あの空の下で (集英社文庫)
ANA機内誌『翼の王国』連載の短編12つとエッセイ6つをまとめて収録。
小説とエッセイで根底に流れるものは共通しているものの、エッセイになった途端に風景描写が急に増える形となるため、やや読みづらさを感じてしまう。やはり小説は熟練。流れる文章の中に、たまに突っかかるような感覚。