書は言を尽くさず、

本読んだりしています

森見登美彦 『美女と竹林』

小説宝石』連載のエッセイを単行本化。
作家のみに留まらない多角的経営を意識した著者は、竹林運営をサイドビジネスとして起案したが……。
まぁ著者の小説を読んだことのある方はだいたい想像がつくだろうが、いい加減でええじゃないかと言わんばかりの流れ。竹林の手入れを人に手伝わせておいて自分はサボタージュしたりと。
作家業としての様々な出来事(本屋大賞山本周五郎賞等)も語られるのだが、常に竹林を気にする付かず離れずの関係。まさに美女との関係と等しいということなのだろうか。