書は言を尽くさず、

本読んだりしています

『アイデン&ティティ』

テーマはバンドブームとその中でもがくロック。どちらも私の中では歴史に似た位置付けで、肌に感じたことはないが情報として知っており、なんとなくこういうものでないかな、というおぼろげな印象のみがあるもの。
本作もやはり、見ながら情報として受け止めている自分を認識し、やはりこういうものか、という今までの印象を強く裏付けるものとしか感じられなかったのは些か悲しい。

それはともかく、本作は麻生久美子から始まり、麻生久美子のために展開し、麻生久美子に集約する物語である。私が言いたいことはそれだけ。