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書は言を尽くさず、

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浦賀和宏 『彼女が灰になる日まで』

彼女が灰になる日まで (幻冬舎文庫)
桑原銀次郎シリーズ第四弾。
前作で瀕死の重症を負った銀次郎が奇跡の復活を遂げるが、その治療のための入院をキーに新たな事件に巻き込まれていく。
このシリーズは、浦賀作品の中では一撃による強烈なインパクトを残すタイプではなく、リーダビリティを活かしてプロセスを読ませるタイプの印象がある。本書も例外ではなく、悪く言えば地味な展開が続くのだが、終盤の真相は初期の安藤シリーズを思わせる要素がある。やはり若い頃の浦賀と比較するとトンガリは取れたが、シリーズを牽引するような幕引きは流石。続編を期待したい。