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書は言を尽くさず、

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森見登美彦 『有頂天家族 二代目の帰朝』

book

有頂天家族 二代目の帰朝
『有頂天家族』(http://chen.hatenablog.com/entry/20080114/p1)続編。三部作の二作目にあたる。
時系列も登場人物の面でも「正統続編」というべき地続きのもの。作品の雰囲気もそのままで、愛すべき阿呆である狸や天狗たちが京都を舞台に跳梁跋扈する様を、軽妙な文章運びで描いていく。
長兄の「偽右衛門」選挙と婚約、次兄の旅立ち、三男と海星のこと、末弟の新境地等々、様々な事柄が前進していくことが見て取れるストーリー。連作短編のようにも見えるが、一冊として見た際のスペクタクルも申し分なし。傑物の続編もまた傑物。
なお、数年前に一作目がアニメ化された影響で、例のキャラクターデザインによって脳内展開されるようになった。モロに久米田康治なので賛否両論あろうが、個人的には大いにアリ、だと思っている。