NHKの同名ドラマにて用いられた物語の小説化。
著者は辻真先、近藤史恵、井上夢人、我孫子武丸。
もともと探偵からの挑戦状や犯人当てものは得意でなく、ミステリで真相を当てたことはほとんどない。（叙述トリックを的中させてしまったのは何度かあるが…これは経験をベースとした慣れによるもの）というわけでチャレンジ精神も持たずさらりと読んだ。
辻真先の作品を読んだのは始めてだが、テレビ演出出身だけに映像映えするように作られていて流石と感じた。逆に映像がないと少し辛い。
近藤史恵は動機重視で読み物としては面白いが、少し想像力が要る。
パズルだがパズルのみで終わらず、オチをつけるところが井上夢人だなぁと感じた。
我孫子武丸は一番当てやすいように作られているように思った。
