2007-11-10 歌野晶午 『ハッピーエンドにさよならを』 book 11編収録の短編集。 タイトルのとおり、ハッピーエンドなどただ一つもない悲惨で重苦しい物語ばかりである。「オチ」に何らかの形でミステリ的要素を絡めるのは、流石は新本格生え抜き作家と言ったところ。「防疫」「尊厳、死」あたりが特に面白かった。