書は言を尽くさず、

本読んだりしています

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』 「第1回チキチキ浜田チームVS松本チームお笑い芸人ドラフト・ハイテンションバトル」(2000.6.11)

おれをたーたーきーたーいーやーつーはだーれだぁー
そいつのなーまーえーをーいーってくれぇー

お笑い芸人12人が浜田・松本の2チームに別れハイテンション対決。
ハイテンションらしからぬ笑いの多い雰囲気が印象的な回。チーム戦だからか、身内に対する笑いは甘めではある。しかし失笑がほとんどなのも確か。
ベストテン形式とのもっとも大きな違いは、出オチが出オチに終わらない点と思われる。ベストテン形式ではまず登場してトーク、それから演技という形であり、登場時に芸人の衣装は明るみになる。しかし、バトル形式ではカーテンの幕開け時に芸人の衣装が見えると同時に演技が始まるため、やや出オチ気味であってもその雰囲気をいくらか引継げるのである。
上島竜平の「豆しぼりの男」は、この出オチからの引継ぎを巧く活かした名作である。無論、ハイテンション部分も泣き芸など独創的で秀逸であった点は間違いない。
山口智充宮迫博之らが名演を見せたが、個人的に好きなのは遠藤章造「脱・ホホホホ〜イ2000」の崩れ具合。
とか言いつつ一番好きなのはハイテンション部分でなく、以下の上島竜平の照れ交じりの一言。

「笑おうが笑うまいが
 ハイテンションと言われようが何と言われようが
 俺は俺だ! ゥワァォォゥー…!」