書は言を尽くさず、

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瀬川ことび 『お葬式』

いやあ気が抜ける。
4編収録の短編集。表題作は第6回日本ホラー小説大賞短編賞佳作を受賞。
『夏合宿』に比べると笑いの要素が少なく思えるが、そこはかとなく漂うB級テイストは共通している。私的ベストはどこかアホらしい「十二月のゾンビ」。「心地よくざわめくところ」も何じゃそりゃ感が強くて好き。全体通して感じるのは、ホラーなのかこれは?という不思議さである。