2004-10-18 法月綸太郎 『生首に聞いてみろ』 book 著者10年ぶりの長編小説だが、過剰に飾る事も無く落ち着いた仕上がりになっている。 ロスマク風のプロットに時折含まれるユーモアじみたエピソードや、法月特有の凝った言葉選びを楽しむ。ラスト数行はただただ噛み締めるように読んだ。秀作という感じ。